かん‐きょう【乾薑/干姜】
ショウガの根茎を乾燥させたもの。漢方で健胃・鎮嘔(ちんおう)・鎮咳(ちんがい)薬などに用いる。
かん‐けん【乾繭/干繭】
貯蔵のため、繭(まゆ)を乾燥させて中にいるさなぎを殺すこと。また、その繭。
かん‐しつ【乾湿】
空気などの、かわきと湿り気。乾燥と湿気。
かん‐しつ【乾漆】
1 漆(うるし)の液が、長期間の保存で乾燥し固まったもの。 2 奈良時代に盛行した漆工芸の技法。中国の夾紵(きょうちょ)が起源。古代では𡑮(そく)などとよばれた。技法には脱活乾漆(脱乾漆)と木心...
かん‐せい【乾性】
空気中ですぐに乾燥する性質。また、水分をあまり含まない性質。「—塗料」⇔湿性。
かん‐せい【乾生】
植物が乾燥した場所に生育すること。⇔湿生。
かんせい‐ゆ【乾性油】
空気中に放置すると酸化されて固化・乾燥しやすい油。亜麻仁(あまに)油・桐油・大豆油などの植物油。主成分に不飽和脂肪酸を含む。ペンキ・印刷インキや油絵の溶剤などに使用。乾油。→不乾性油
かんそう‐き【乾燥器/乾燥機】
水分を除いて乾燥させる装置。「布団—」
かんそう‐きこう【乾燥気候】
雨量が少ないため樹木が生育せず、最暖月の平均気温がセ氏10度以上の気候。ケッペンの気候区分における符合はB。より乾燥し植物が見られない砂漠気候(BW)とやや湿潤なステップ気候(BS)に分けられる。
かんそう‐けっしょう【乾燥血漿】
血液から血球を除いて、あとの血漿を凍結乾燥したもの。保存が利き、血液型に関係なく使えるが、血清肝炎の感染は防止できない。