ふたつのさんが【二つの山河】
中村彰彦の歴史小説。第一次大戦期、徳島県に置かれたドイツ人捕虜収容所(板東俘虜(ふりょ)収容所)を舞台とする作品。平成6年(1994)発表。同年、第111回直木賞受賞。
ふたつのしょうぞう【二つの肖像】
《原題、(ハンガリー)Két portré》バルトークの管弦楽曲。全2曲。第1曲「理想的なもの」は1907年から1908年、第2曲「醜いもの」は1911年に作曲。作曲者自身のバイオリン協奏曲やピ...
ふたつ‐の‐みち【二つの道】
1 忠と孝の道。「とにかくに—を思ふこそ世につかふるも苦しかりけり」〈続後拾遺・雑中〉 2 《白居易「秦中吟」議婚から》豊家の女の行いと、貧家の女の行い。「わが—歌ふを聴け」〈源・帚木〉
ふたつ‐ひきりょう【二つ引(き)両】
《「ふたつびきりょう」とも》紋所の名。輪の中に横に2本の線のあるもの。足利氏の家紋。
ふたつ‐へんじ【二つ返事】
1 「はい」を二つ重ねて返事をすること。 2 気持ちよく、すぐに承諾すること。「—で引き受ける」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「二つ返事」と「一つ返事」について、どちらの...
ふたつ‐まゆ【二つ繭】
「二籠(ふたご)もり2」に同じ。
ふたつ‐め【二つ目】
1 順番の2番目。また、そのもの。 2 《寄席で前座の次に演じたところから》落語家の格付けの一。前座の一つ上。 3 「二立目(ふたたてめ)」に同じ。
ふたつ‐もじ【二つ文字】
《形が漢字の「二」に似ているところから》ひらがなの「こ」の字。「—牛の角文字直(す)ぐな文字歪(ゆが)み文字とぞ君は覚ゆる」〈徒然・六二〉 [補説]用例の歌は、二つ文字を「こ」、牛の角文字を「ひ...
ふたつ‐ものがけ【二つ物掛け/二つ物賭】
二つのうちのどちらかに賭(か)けて、勝負をすること。「ここの—せずしては、一生かはる事なし」〈浮・胸算用・四〉
ふたつ‐もん【二つ紋】
⇒比翼紋(ひよくもん)