ごいん‐そうつう【五音相通】
昔の音韻学の用語。悉曇(しったん)学の影響を受け、国語の音韻変化を説明するために、五十音図の同じ行の音は互いに通用するという考え。「スメラギ」と「スメロギ」、「イヲ」と「ウヲ」の類。現在ではそれ...
五音(ごいん)の占(うらな)い
声の調子で吉凶を占うこと。「—を聞きて万の事を見通しぞかし」〈浮・諸艶大鑑・三〉
ごいん‐れんじょう【五音連声】
和歌・連歌などで、五・七・五の各句の移り目に同母音を継いで音調を整える技法。「空になき日影の山や雨のうち」の「き・ひ」「や・あ」などの類。
ご‐うん【五蘊】
《「蘊」は、梵skandhaの訳。五つの積集の意》仏語。存在を構成する五つの要素。すなわち、物質的、身体的なものとしての色蘊(しきうん)、感覚作用としての受蘊、表象作用としての想蘊、意志・欲求な...
ご‐うん【五運】
五行(ごぎょう)の運行。
ご‐うん【五雲】
1 仙人や天女が遊ぶ所にかかるという五色の雲。 2 「五雲の車」の略。
ごうん‐の‐くるま【五雲の車】
もと、中国で、5色の雲を描いた車。貴人の乗用とした。また、天子の車。「—に召され、左右のおもと人に手を引かれ」〈太平記・三七〉
ご‐えふ【五衛府】
律令制で、衛門府、左・右衛士府、左・右兵衛府のこと。
ごえもん‐ぶろ【五右衛門風呂】
《石川五右衛門が、釜ゆでの刑に処せられたという俗説から》かまどの上に鉄釜を据え、下から火をたいて直接に沸かす風呂。全体を鋳鉄でつくったものと、湯桶(ゆおけ)の下に鉄釜を取りつけたものとがあり、入...
ごえん‐だま【五円玉】
日本政府が発行する貨幣の一。五円黄銅貨幣の通称。中央に丸い穴が空いた形で、表面に稲穂・歯車・水、裏面に双葉が描かれている。昭和24年(1949)発行開始、昭和34年(1959)に書体などデザイン...