ごばん‐だて【五番立て】
能の正式な上演形式で、脇能(神能)・修羅能・鬘(かずら)能・雑能(物狂い能など)・切能(きりのう)(鬼畜能)の順に五番の能およびそれに見合う狂言を上演すること。現在はほとんど行われない。
ごばんちょうゆうぎりろう【五番町夕霧楼】
水上勉の長編小説。昭和37年(1962)発表。昭和25年(1950)に発生した金閣寺放火事件を題材とする。京都の遊郭に売られた女性と幼馴染みの修行僧の悲恋を叙情的に描いた物語。多数の映像化作品がある。
ごばんめのサリー【五番目のサリー】
《原題The Fifth Sally》キースの長編小説。1980年発表。多重人格の女性サリー=ポーターの心の軌跡を描く。
ごばんめ‐もの【五番目物】
正式な五番立ての演能のさいに最後に置かれる曲。鬼畜・天狗(てんぐ)・神体などをシテとするものが多い。切能物(きりのうもの)。
ごパーセント‐ルール【五パーセントルール】
⇒大量保有報告制度
ご‐ひつ【五筆】
口に1本をくわえ、両手・両足に各1本ずつ筆を持って同時に書をかくこと。昔、弘法大師が行ったという。「—の芸をほどこし、さまざまの神異ありしかば」〈神皇正統記・嵯峨〉
ごひみつ‐ほう【五秘密法】
仏語。密教で、金剛薩埵(こんごうさった)とその別徳を表す欲金剛・触金剛・愛金剛・慢金剛との五金剛菩薩の曼荼羅(まんだら)を本尊として、滅罪生善のためにする修法。
ご‐ひゃく【五百】
数の名。100の5倍。また、数の多いことのたとえ。
ごひゃく‐あらかん【五百阿羅漢】
「五百羅漢」に同じ。
ごひゃくえん‐だま【五百円玉】
日本政府が発行する貨幣の一。五百円ニッケル黄銅貨幣の通称。表面に桐(きり)、裏面に竹と橘(たちばな)が描かれている。昭和57年(1982)白銅貨として発行開始、平成12年(2000)に素材とデザ...