ものずき‐しゃ【物好き者】
変わった趣味・趣向をもつ人。数奇者(すきもの)。好事家(こうずか)。「立石、面白いぞなあ。亭主—でおりゃる」〈鷺流狂・萩大名〉
や‐ごし【家越し】
引っ越し。転居。家移(やうつ)り。「後を押す亭主—のしまひなり」〈柳多留・三〉
やど‐ろく【宿六】
《「宿のろくでなし」の意》 1 妻が自分の夫を卑しめたり、親愛の意を込めたりしていう語。「うちの—」 2 宿の主人。亭主。「なんでもここの—めが」〈滑・続膝栗毛・三〉
よこ‐ざ【横座】
1 畳や敷物を横に敷いて設けた正面の席。上座。 2 いろりの奥の正面で、一家の主人がすわる席。亭主座。 3 横手の座席。「火鉢の—に座る」 4 《勘定奉行の横目につけておくところから》勘定吟味役...
りゃん‐こ【両個】
《「りゃん(両)」は唐音》 1 2個。二つ。りゃん。 2 《両刀を腰に差しているところから》武士をあざけっていう語。りゃん。「彼(あ)の女の亭主は—さんで」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
ろれん【呂蓮】
狂言。僧に出家を勧められて髪を剃(そ)り、呂蓮と名づけてもらった亭主が、女房にしかられて気が変わり、二人で僧を追い出す。
わけ‐よし【訳良し】
「訳知(わけし)り」に同じ。「女子(をなご)亭主の—が…人に情を掛け鯛の」〈浄・氷の朔日〉