きよう‐じん【器用人】
才知・技芸などにすぐれた人。また、頭のめぐりがよく、要領のいい人。器用者(もの)。「をかしき中間のすることまでも口拍子にまかせ、かかる—のあること」〈浮・織留・一〉
きりきりじん【吉里吉里人】
井上ひさしの長編小説。日本からの独立を宣言した東北の寒村、吉里吉里村の騒動を描いた作品。昭和48年(1973)連載開始。昭和56年(1981)刊行、同年、日本SF大賞と読売文学賞を受賞。
きりのうみをながめるさすらいびと【霧の海を眺めるさすらい人】
《原題、(ドイツ)Der Wanderer über dem Nebelmeer》⇒雲海の上の旅人
きり‐びと【切り人】
主君の寵愛(ちょうあい)を受けて権勢を振るう人。切り者。切れ者。「院の—して、やうやうに讒奏(ざんそう)せられ候ふなれ」〈平家・八〉
きりょう‐じん【器量人】
大きな物事をなしとげる能力をそなえた人。
きれいなひと【きれいな人】
高橋たか子の長編小説。平成15年(2003)刊。第45回毎日芸術賞受賞。
きんこう‐せんにん【琴高仙人】
中国、周代の趙(ちょう)の仙人。琴の名手で、鯉(こい)を巧みに乗りこなしたという。故事人物画の画題として知られる。
きんじゅ‐しゅっとうにん【近習出頭人】
江戸幕府初期の職名。将軍・大御所の側近で、幕政の中枢に参与した者。
きん‐じん【金人】
1 金属でつくった人の像。 2 《金色の人の意で》仏。仏身。また、金色の仏像。
きんだい‐じん【近代人】
個人主義的で、合理的、科学的な生き方を身につけている人。