さかしら‐びと【賢しら人】
利口ぶる人。また、おせっかいな人。「親にはあらで、むつかしき—の、さすがに、あはれに見え給ふ」〈源・蛍〉
さか‐びと【酒人/掌酒】
神に供える酒の醸造をつかさどる人。「高橋の邑の人活日(いけひ)を以て大神の—とす」〈崇神紀〉
さき‐もり【防人】
《「崎(さき)守(もり)」の意》古代、筑紫・壱岐・対馬(つしま)など北九州の防備に当たった兵士。663年の白村江(はくそんこう)の戦い以後制度化され、初め諸国の兵士の中から3年交代で選ばれ、のち...
さく‐にん【作人】
1 田畑を耕作する人。 2 器物・甲冑(かっちゅう)などの製作者。「仏像の—」 3 荘園農民の階層の一。荘園領主または名主(みょうしゅ)から名田を請けて耕作する者で、作人自身が名主である場合もある。
さくら‐びと【桜人】
桜をめでる人。花人。《季 春》
さこん‐の‐くろうど【左近蔵人】
左近衛府の官人で、蔵人を兼任した者。
ささやけ‐びと【細やけ人】
小柄な人。「宣旨の君は、—の、いと細やかにそびえて」〈紫式部日記〉
さしすぎ‐びと【差し過ぎ人】
差し出がましい人。出しゃばり。「例の物めでの—」〈源・夢浮橋〉
さしず‐にん【指図人】
1 指図をする人。 2 指図証券上で、債権者が弁済受領者として指定した人。
さしぞえ‐にん【差(し)添え人】
付き添い人。さしぞいにん。