わかしゅ‐どう【若衆道】
男色の道。衆道。若道(にゃくどう)。美道。「いにしへも今も—にはあるまいといふ儀にや」〈咄・醒睡笑・六〉
わか‐たけ【若竹】
その年に生えた竹。今年竹(ことしだけ)。《季 夏》「—や夕日の嵯峨となりにけり/蕪村」
わか・ゆ【若ゆ】
[動ヤ下二]若くなる。若やぐ。「老いず死なずの薬もが君が八千代を—・えつつ見む」〈古今・雑体〉
わかれ‐じ【別れ路】
1 人と別れてこれからたどっていく道。また、人との別れ。「糸による物ならなくに—の心細くも思ほゆるかな」〈古今・羇旅〉 2 冥土(めいど)への道。よみじ。また、死別。「—は遂のことぞと思へども後...
わかれ‐の‐そで【別れの袖】
別れを惜しんで涙をぬぐう袖。「いとどしく思ひけぬべし七夕の—に置ける白露」〈新古今・秋上〉
わかんさんさいずえ【和漢三才図会】
江戸時代の百科事典。105巻。寺島良安著。正徳2年(1712)成立。中国の「三才図会」にならい、和漢古今の万物を掲げ、漢文で解説を施し、図解したもの。
わが‐おおきみ【我が大君】
その時代の天皇を敬っていう語。今上(きんじょう)天皇。わごおおきみ。「高光る日の御子やすみしし—」〈記・中・歌謡〉
わが‐きみ【我が君】
[連語] 1 私の主君。あがきみ。「—判官殿は、頼朝のおん代官として」〈謡・舟弁慶〉 2 相手を親しみ敬っていう語。あなたさま。あがきみ。「—は千代に八千代にさざれ石のいはほとなりて苔のむすまで...
わがたつ‐そま【我が立つ杣】
[連語] 1 自分が住む山。「阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)の仏たち—に冥加(みゃうが)あらせ給へ」〈新古今・釈教〉 2 《1の伝教大師の歌が、比叡山(ひえいざん)建立のと...
わが‐はい【我が輩/吾が輩】
[代]一人称の人代名詞。男性が用いる。 1 おれさま。わし。余。尊大の気持ちを含めていう。「—にまかせておけ」「今—も此国に生れて日本人の名あり」〈福沢・学問のすゝめ〉 2 われわれ。われら。「...