はした‐もの【端者】
1 「端女(はしため)」に同じ。「—、女房の局の人など、をかしく仕立てつつ」〈栄花・根合〉 2 「端女郎(はしじょろう)」に同じ。「—を、借してくださりませい」〈浮・諸艶大鑑・六〉
は‐じゃく【端尺】
大人(おとな)物の長着が仕立てられる規定の長さに足りない和服地。余り布。
は‐じゃく【羽尺】
大人の羽織1着が仕立てられる長さの反物。ふつう、幅約36センチ、長さ約8.5〜9.4メートル。⇔着尺(きじゃく)。
はち‐じく【八軸】
巻子(かんす)仕立てのもの八つ。特に、8巻から成る法華経。「—の妙文」〈平家・灌頂〉
はなだ‐ぼうし【縹帽子】
天台・真言両宗で、高僧が用いた、縹色の絹で仕立てた帽子。花の帽子。はなだもうす。
はばびろ‐おび【幅広帯】
普通よりも幅を広く仕立てた帯。
はり‐かえ【張(り)替え/貼(り)替え】
1 はり替えること。「障子の—」 2 着物を解いて洗い張りをすること。また、そうして仕立て直した着物。
はり‐ばかま【張袴】
固く織って張りをもたせた生地で仕立てた袴。女房装束(しょうぞく)に用いる。後世になると、糊(のり)を使って板引きにし、張りと光沢とをもつ生地で作った。
はり‐ぼうじょう【張りぼうじょう】
《「ぼうじょう」の語源・歴史的仮名遣いは未詳》古着を仕立てなおすこと。はりぼうじょ。「所まだらに色さめし、—の肌着には」〈浄・今川本領〉
ハーフ‐メード
《(和)half+made》仮縫いして7分どおり仕立ててあり、注文者の寸法に合わせて仕上げるもの。また、それで作った洋服。