たにん‐ぎょうぎ【他人行儀】
[名・形動]他人に対するように、うちとけないこと。また、そのさま。「仲間内なのに—なあいさつ」
たにん‐ごと【他人事】
自分に無関係な人についてのこと。「まるで—のような顔をしている」 [補説]本来は「ひとごと」と読んだ語。
たにん‐ごにんりつ【他人誤認率】
⇒他人受け入れ率
たにん‐しほん【他人資本】
企業の総資本のうち、金融機関や取引先などから調達した資本。支払手形・買掛金・借入金・社債などからなり、貸借対照表上は負債として記載される。借入資本。⇔自己資本。
たにん‐づきあい【他人付(き)合い】
親しみのない、よそよそしい付き合い。他人行儀の交際。
たにん‐どんぶり【他人丼】
牛肉・豚肉など、鶏肉以外の肉を使って親子丼のように作った丼物。
たにんのかお【他人の顔】
安部公房の長編小説。昭和39年(1964)刊。事故で顔に大やけどを負った男が、自己回復のためプラスチックでできた他人の顔の仮面をつけて妻を誘惑しようとする。昭和41年(1966)、安部自身の脚色...
他人(たにん)の疝気(せんき)を頭痛(ずつう)に病(や)む
自分に関係のない物事で心配をすることのたとえ。
他人(たにん)の空似(そらに)
血筋のつながっていない者が偶然によく似ていること。
たにんのち【他人の血】
《原題、(フランス)Le Sang des autres》ボーボワールの小説。1945年刊。対独レジスタンスを主題とする。1984年、クロード=シャブロル監督により映画化。