き‐ずいせん【黄水仙】
ヒガンバナ科の多年草。葉は剣状。春、濃黄色の花を横向きに開く。南ヨーロッパの原産で、江戸末期に渡来。観賞用。ジョンキル水仙。《季 春》「突風や算を乱して—/汀女」
きゅう‐せん【求仙】
ベラ科の海水魚。全長約25センチ。体は細長くて側扁する。体色は、雄では青みを帯び、雌では赤みを帯びるところから、それぞれアオベラ・アカベラとよばれる。函館以南の沿岸にみられる。食用。ぎざみ。
こん‐せん【金仙】
仏陀(ぶつだ)のこと。また、釈迦(しゃか)のこと。
こんろんはっせん【崑崙八仙】
⇒八仙(はっせん)
ご‐かせん【五歌仙】
⇒梨壺(なしつぼ)の五人 上東門院彰子に仕えた五人の女流歌人。赤染衛門(あかぞめえもん)・和泉式部・紫式部・馬内侍(うまのないし)・伊勢大輔(いせのおおすけ)。
さんじゅうろく‐しせん【三十六詩仙】
江戸時代、石川丈山が三十六歌仙にならって選んだ、中国の漢から宋に至るすぐれた詩人36人。その肖像を狩野探幽(かのうたんゆう)らに描かせ、詩仙堂の四壁に掲げた。
さんじゅうろっ‐かせん【三十六歌仙】
藤原公任(ふじわらのきんとう)の「三十六人撰」に基づく36人のすぐれた歌人。柿本人麻呂・大伴家持・山部赤人・猿丸大夫・紀貫之・壬生忠岑(みぶのただみね)・在原業平・素性(そせい)法師・坂上是則(...
しち‐はいせん【七俳仙】
松永貞徳門下の七人の俳人。野々口立圃(ののぐちりゅうほ)・松江重頼・山本西武(やまもとさいむ)・鶏冠井令徳(かえでいりようとく)・安原貞室・北村季吟・高瀬梅盛。
しゅ‐せん【酒仙】
世俗の事にとらわれず、酒をこの上なく好み楽しむ人。また、酒に非常に強い人。
しん‐せん【神仙/神僊】
1 不老不死で、神通力をもつ人。仙人。「—譚(たん)」 2 (神仙)《「しんぜん」とも》日本音楽の十二律の一。基音の壱越(いちこつ)より一〇律高い音で、中国の十二律の無射(ぶえき)、洋楽のハ音に...