き【伎】
[常用漢字] [音]キ(漢) ギ(呉) [訓]わざ 1 細かいわざ。「伎癢(ぎょう)・伎倆(ぎりょう)」 2 芸人。芸者。「伎楽」
ぎ【伎】
⇒き
ぎ‐がく【伎楽】
1 日本最初の外来楽舞で、こっけい・野卑な無言仮面劇。推古天皇20年(612)百済(くだら)の味摩之(みまし)が中国の呉(くれ)の国で学んで伝えたという。飛鳥(あすか)・奈良時代を最盛期として衰...
ぎがく‐し【伎楽師】
古代の朝廷で、伎楽生に伎楽の技術を教授する職。また、その人。
ぎがく‐しょう【伎楽生】
律令制で、伎楽を伝習した生徒。治部省雅楽寮に属した。
ぎがく‐めん【伎楽面】
伎楽に用いた仮面。舞楽面・能面よりも大きい。正倉院・法隆寺・東大寺などに現存。
ぎ‐げい【技芸/伎芸】
1 美術・工芸などの技術。 2 歌舞・音曲などの芸能。また、そのわざ。 [補説]1は「技芸」、2は「伎芸」と書くことが多い。
ぎげい‐てん【伎芸天】
伎芸をよくし、五穀豊穣・吉祥豊楽をつかさどり、福徳・技能を授ける天女。大自在天の髪際から化生したという。大自在天女。 [補説]書名別項。→伎芸天
ぎげいてん【伎芸天】
川田順の第一歌集。大正7年(1918)刊。
ぎ‐じょ【妓女/伎女】
1 芸妓(げいぎ)。また、遊女。 2 平安時代、内教坊(ないきょうぼう)に所属して女舞(おんなまい)を行った女性。