いえ‐の‐みち【家の道】
《「家道(かどう)」を訓読みにした語》代々その家の独特のものとして伝わる芸、または職業。「玉津島みがくみことにあふ鶴はふりてや—も開けん」〈夫木・二七〉
いが‐もの【伊賀者】
1 伊賀の郷士で、土地に伝わる忍びの術に長じた者。伊賀忍者。 2 江戸幕府に仕えた伊賀出身の郷士。また、その集団。初めは間諜(かんちょう)・斥候に従事。のちには大奥の警護・明(あき)屋敷番などの...
いせ‐まんざい【伊勢万歳】
三重県鈴鹿地方に伝わる正月の祝福芸。太夫と才蔵の二人組を基本とし、家々を回る。鼓・三味線・胡弓(こきゅう)を用いる三曲万歳の形式で演じられる。→尾張万歳 →三河万歳 →伊予万歳
いそう‐そくど【位相速度】
正弦波が伝わるとき、その波面の進行する速度。普通にいう波の速度のこと。
イタウグア【Itauguá】
パラグアイの都市。首都アスンシオンの南東約30キロメートルに位置する。18世紀前半に建設。周辺に農地が広がり、米・綿花・タバコなどの集散地となっている。先住民のグアラニー族に伝わるニャンドゥティ...
い‐でん【遺伝】
[名](スル) 1 生物の形質が遺伝子によって、親から子へ、あるいは細胞から次の世代の細胞へ伝達されること。遺伝子の本体であり生命現象の基本物質であるDNA(デオキシリボ核酸)が複製され、それを...
いでんせい‐がん【遺伝性癌】
特定の遺伝子の変異が親から子へ伝わることによって発生する癌(がん)。
いでんてき‐ふどう【遺伝的浮動】
生物の個体群において、適応とは無関係に、ある形質にかかわる遺伝子が無作為に選択され、次世代に伝わる遺伝子の頻度が変動すること。比較的個体数が少ない集団内で生じる。遺伝子浮動。機会的浮動。
いと‐みゃく【糸脈】
患者の脈どころに糸を掛け、その端を持って糸に伝わる脈を計ること。昔、貴人などの肌に直接触れることを避けるために行われた。
いぬ‐がみ【犬神】
俗信で、人にとり憑(つ)いて害をなすという動物霊。犬の霊とされる。中国・四国・九州の諸地方に伝わる。