しず‐の‐め【賤の女】
身分の低い女子。「大原の炭をいただく—は」〈拾玉集・二〉
しず‐の‐や【賤の屋】
身分の低い人の住む家。「あやしき—も雪にみな面隠(おもかく)しして」〈枕・三〇二〉
しずみこみ‐たい【沈み込み帯】
地球表層で、二つのプレートが重なり合う場所において、一方のプレートの下にもう一方のプレートが沈み込む帯状の部分。プレートテクトニクスによれば、密度が低い大陸プレートの下に密度が高い海洋プレートが...
しぜんきゅうき‐エンジン【自然吸気エンジン】
自動車のエンジンなどで、ターボチャージャーなどの過給機を使わないもの。ふつう、同排気量の過給エンジンに比べて出力は低いが、燃費が良く、アクセル操作に対して出力が鋭敏に反応するという特性をもつ。無...
しぜん‐ほうしゅつ【自然放出】
励起状態にある原子または分子が、外部からの作用とは無関係に電磁波を放出して、よりエネルギーが低い定常状態になる現象。自発放出。→誘導放出
した【下】
1 位置関係で、あるものに比べて低いほう。 ㋐場所・位置が低いこと。低いところ。「新聞は雑誌の—にある」「木の—で休む」「二階は貸して—に住んでいる」⇔上(うえ)。 ㋑音の低い部分。「—の音が聞...
した‐かた【下方】
《「したがた」とも》 1 身分が低いこと。また、その人々。世間の人々。 2 歌舞伎・舞踊などの囃子方(はやしかた)。出囃子(でばやし)で、山台(やまだい)の上段の唄・三味線に対して、下段に座ると...
した‐くさ【下草】
《「したぐさ」とも》 1 木の下などに生えている草。森や林に生える丈の低い草木。 2 取るに足らない者。日陰者。「かかる—頼もしくぞ思(おぼ)しなりぬる」〈源・玉鬘〉
した‐ぐも【下雲】
山の低い所にかかっている雲。「対馬の嶺(ね)は—あらなふ可牟(かむ)の嶺にたなびく雲を見つつ偲はも」〈万・三五一六〉
した‐じた【下下】
1 身分の低い人々。また、役人でない、一般の人々。しもじも。 2 配下の人々。部下。奉公人。「—に微塵(みぢん)姿を見せ給はぬ娘達にも」〈浮・禁短気・三〉