フィット【FIT】
《failures in time》故障率の単位。故障率がきわめて低い大量生産の工業製品に対して用いられ、ふつう、一つの機器を10億時間稼働させた際の平均故障回数で表される。1FITの機器を10...
フェルミ‐しゅくたい【フェルミ縮退】
フェルミ粒子の系が最低のエネルギー状態で示す縮退。電子などのフェルミ粒子はパウリの原理により、2個以上の粒子が一つのエネルギーおよびスピンの状態を占めることができない。したがって、その系を構成す...
フェルミ‐じゅんい【フェルミ準位】
フェルミディラック統計に従うフェルミ粒子が絶対零度において示す最大のエネルギー準位。電子などのフェルミ粒子はパウリの原理により、エネルギー準位の低い順から一つずつ粒子が埋まり、あるエネルギーを超...
フェルミディラック‐とうけい【フェルミディラック統計】
半整数のスピンをもつフェルミ粒子の集まりが示す統計的性質。1926年にイタリアのフェルミと英国のディラックがそれぞれ独立して発見。パウリの原理により、一つの状態に0個または1個の粒子しか占有でき...
フォルマント【formant】
音声のスペクトル分析において、ある音声を特徴づける特定の周波数領域。周波数の低い順から第1フォルマント、第2フォルマントと名付けられ、音のエネルギーが集中する。音韻の区別に用いられる。
フォールバック【fallback】
システムなどに障害が起きた時、性能の低いシステムに代替したり、機能を限定して運用したりすること。回線状況の悪化に伴って通信速度を低速に切り替えることが知られるほか、インターネットのプロトコルでI...
ふ‐おんど【負温度】
原子や分子の集まりが、エネルギーが低い状態より高い状態により多く分布していること。熱力学的な平衡からは離れており、過渡的な状態として実現する。光ポンピングを受けた原子や分子の集団は負の温度であり...
ふかっせい‐きたい【不活性気体】
1 希ガス元素からなる気体。 2 反応性が低い気体。希ガス元素や窒素などを指す。
ふき‐あげ【吹(き)上げ/噴(き)上げ】
1 (吹き上げ)低い所から風が吹き上がってくること。また、その場所。 2 水・温泉などを高くふき上げること。また、その装置や場所。特に、噴水。 3 室町末期から江戸時代にかけて行われた女性の...
ふき‐あ・げる【吹(き)上げる/噴(き)上げる】
[動ガ下一][文]ふきあ・ぐ[ガ下二] 1 (吹き上げる)風が低い所から吹きのぼってくる。「涼風が川から—・げる」 2 (吹き上げる)風が吹いて物を高く舞いあがらせる。「風がすだれを—・げる」 ...