なに‐ゆえ【何故】
[副]どうして。どういうわけで。なぜ。「—そう思うのか」
なに‐よう【何用】
どのような用件。何の用事。「こんな時間に—ですか」
なに‐より【何より】
[連語] 1 抜きんでていること。それよりほかにないこと。副詞的にも用いる。「お目にかかれて—うれしい」「ここにいるのが—の証拠」 2 最上・最良であること。「贈り物として—の品」「お元気で—です」
なに‐ら【何等】
[副]「なんら」に同じ。「—の事柄を以てする歟(か)」〈逍遥・小説神髄〉
なに‐わざ【何業】
どんなこと。どんなしわざ。「—してかしづきしぞ」〈源・蛍〉
なに‐を【何を】
[感]問い返したり反発したりして、語気強く発する語。なんだって。「—、やるか」
何(なに)をおいても
どんな物事にも優先させて。まず第一に。何はさておき。「生きていくには—食糧を確保しなければならない」
何(なに)をか言(い)わんや
なにを言おうか、言うことがなにもない。あきれてなにも言えない。「こんな基礎知識すら知らないようでは—だ」
何(なに)を隠(かく)そう
《思い切って本当のことを述べる前に言う語》何も隠すつもりはない。
何(なに)をがな
何かよいものがあればそれを。何かを。「—形見に嫗に取らせんと」〈今昔・一六・九〉