まつりのば【祭りの場】
林京子の中編小説。長崎出身の作者の被爆体験を綴る。昭和50年(1975)発表。同年、第18回群像新人文学賞、第73回芥川賞受賞。
マニエール【(フランス)manière】
方法。流儀。特に、文学・美術などで、作者固有の表現方法。
マルガリータ【margarita】
カクテルの一種。テキーラをベースに、ホワイトキュラソーまたはコアントローとレモンジュースを配合。塩を周囲につけたグラスに注ぐ。創作者の恋人の名前にちなむ。
ミサソレムニス【(ラテン)Missa Solemnis】
ベートーベンのミサ曲。ニ長調。1819年から1823年にかけての作。ルドルフ大公に献呈されたもの。作者晩年の代表作の一つ。荘厳ミサ曲。
ミミック【mimic】
1 他人の動作・言葉などを模倣すること。また、その人。 2 パントマイムの役者、および作者。 3 せりふ劇やオペラなどで、俳優の身振り・動作。特に、物まね動作。
むつわき【陸奥話記】
平安中期の軍記物語。1巻。作者未詳。康平5年(1062)ごろ成立か。前九年の役の経過を漢文体で記した合戦記。将門記とともに軍記物語の先駆とされる。
む‐めい【無銘】
書画・刀剣・器物などに、製作者の名が記してないこと。「—の刀」⇔在銘。
ムーミン【Moomin/(スウェーデン)Mumin/(フィンランド)Muumi】
フィンランドの童話作家トーベ=ヤンソンの小説シリーズ。また、それに登場する妖精の名。1945年刊行の「小さなトロールと大きな洪水」をはじめとする小説9作のほか、作者自身が作画も手がけた漫画作品な...
めい【銘】
1 金石・器物などに事物の来歴や人の功績を記したもの。「碑に—を刻む」 2 特にすぐれた物品につける特定の名。「—を付ける」 3 製作物に入れる製作者の名。 4 心に刻み込んでいる戒めなどの言葉...
めいあん【明暗】
夏目漱石の小説。大正5年(1916)発表。主人公津田由雄と妻お延の不安定な家庭生活を中心に、人間のエゴイズムを鋭く追求した作品。作者の死により未完に終わる。