ひら‐が・る【平がる】
[動ラ四]からだを平たくする。ひれ伏す。「門の脇になん—・り居て侍る」〈今昔・四・二五〉
ひら‐くび【平首/平頸】
1 馬の首の、両側の平らな所。 2 平侍の首。並の人の首。
ひら‐ざむらい【平侍】
《「ひらさぶらい」とも》特別の地位・階級のない、身分の低い侍。
ひん【嬪】
古代、天皇の寝所に侍する女官。皇后・妃・夫人の下位。四位・五位の者で、後世の女御(にょうご)・更衣(こうい)にあたる。
びしゅかつま【毘首羯磨】
《(梵)Viśvakarmanの音写。妙匠・種々工巧と訳す》帝釈天(たいしゃくてん)の侍臣で、細工物や建築をつかさどる神。転じて、美術工芸に巧みな人。
びん【便】
1 人や荷物・手紙などをある場所まで運ぶこと。また、その手段。「飛行機の—がある」「午後の—で届く」「宅配—」「速達—」 2 都合のよい機会。よい方法。ついで。「侍のをのこども仕まつるもののうち...
びん‐な・し【便無し】
[形ク] 1 都合が悪い。ぐあいが悪い。びなし。「—・き事など侍りとも」〈枕・八四〉 2 似合わしくない。びなし。「簀子(すのこ)などは—・う侍りなむ」〈源・末摘花〉 3 いたわしい。ふびんであ...
ふき‐い・ず【吹き出づ/噴き出づ】
[動ダ下二]「吹き出す」に同じ。「珍しき風—・づる時に」〈宇津保・内侍督〉 「—・づる物の音ども」〈源・総角〉
ふき‐そ・う【吹き添ふ】
[動ハ四]風などが吹き加わる。吹きまさる。「いかなる風の—・ひて、かくは響き侍るぞとよ」〈源・常夏〉
ふくつけ・し
[形ク]欲が深い。貪欲である。「おのれ—・し、とは、まことにこそ侍りけれ」〈狭衣・二〉