がん‐ぶろ【雁風呂】
青森県津軽の外ヶ浜付近で、海辺に打ち寄せられた木片をたいて風呂をたてる風習。秋の末に渡ってくる雁が、海上で羽を休めるための木を海辺に落としておき、春に再びくわえて帰るといわれ、残った木片は死んだ...
き‐にち【忌日】
1 故人の死亡した日と同じ日付の日で、毎年または毎月、回向(えこう)をする日。命日。忌辰(きしん)。きじつ。 2 人の死後、七七日(しちしちにち)まで7日ごとに追善供養をする日。 [補説]著名人...
きょう【供】
[音]キョウ(漢) ク(呉) グ(慣) [訓]そなえる とも [学習漢字]6年 〈キョウ〉 1 神仏などにささげそなえる。「供花」 2 差し出して役立てる。「供給・供出・供託・供与・供覧/提供...
きょう【孝】
1 孝行。「—の心いみじくあはれなれど」〈浜松・三〉 2 親の追善供養。また、親の喪に服すること。「三年の—送る」〈宇津保・俊蔭〉
きょう‐え【経会】
一切経を供養する法会。経供養。一切経会。
きょう‐ぎ【経木】
1 杉・檜(ひのき)などの木材を紙のように薄く削ったもの。菓子・料理の包装などに用いる。 2 経文や法名を書く幅25センチほどの細長い薄板。寺に納め、追善供養とした。
きょうぎ‐ながし【経木流し】
1 供養のため、経木に死者の戒名を記して川や海に流すこと。 2 大阪四天王寺で、春秋の彼岸や盆に、経木に故人の法名を書いて、金堂わきの亀の井の水に流す行事。
きょう・ず【孝ず】
[動サ変] 1 親孝行をする。「父母に—・ずる心もっとも深し」〈今昔・七・二七〉 2 亡くなった親の供養をする。「後々の御わざなど、—・じつかうまつり給ふさまも」〈源・賢木〉
きょう‐づか【経塚】
経文を経筒・経箱に入れて埋めた塚。後世まで教法を伝えようとし、また追善供養や現世利益(げんぜりやく)などを目的に平安中期から近世にかけて行われた。仏具などを添えることが多く、経石・瓦経なども埋めた。
きょう‐とう【経塔】
1 経文・陀羅尼(だらに)などを納めて供養する塔。 2 写経で、経文の文字によって五重・七重の塔の形を表したもの。