い【依】
[常用漢字] [音]イ(漢) エ(呉) [訓]よる 〈イ〉 1 頼りにする。寄りかかる。「依存・依託・依頼/憑依(ひょうい)」 2 よりどころとする。「依願・依拠」 3 もとのまま。「依然」 ...
い‐い【依依】
[ト・タル][文][形動タリ]思い慕うさま。離れがたいさま。「アリスに別れ愁心—として鬱情を漏らすに由なかりしも」〈織田訳・花柳春話〉
い‐い【依違】
[名](スル)あいまいな態度をとること。「政府—して答えず」〈東海散士・佳人之奇遇〉
い‐がん【依願】
本人からの願い出によること。「—退職」
い‐き【依稀】
[ト・タル][文][形動タリ]明らかでないさま。ほのかなさま。かすかなさま。「—たる活気を帯ぶ」〈漱石・虞美人草〉
い‐きょ【依拠】
[名](スル)あるものに基づくこと。よりどころとすること。「先例に—する」
いこ‐じ【意固地/依怙地】
[名・形動]かたくなに意地を張ること。また、そのさま。片意地。えこじ。「—を通す」「—な人」 [補説]「意気地(いきじ)」の音変化とも、「依怙地(えこじ)」の音変化ともいう。
い‐しょく【依嘱】
[名](スル)他人に任せて頼むこと。頼りにすること。「他の何者かに—して初めて充足する生活であるならば」〈倉田・愛と認識との出発〉
いすい‐えん【依水園】
奈良県奈良市にある日本庭園。面積約9200平方メートル。国の名勝に指定。園内には寧楽美術館がある。
い‐ぜん【依然】
[ト・タル][文][形動タリ]もとのままであるさま。前のとおりであるさま。語幹だけで副詞的にも用いる。「—として不景気だ」「旧態—たる生活」「台風は—南方洋上にいすわっている」