おとこ‐ぎ【男気/侠気】
弱い者が苦しんでいるのを見のがせない気性。男らしい気質。義侠心(ぎきょうしん)。「—のある人」⇔女気(おんなぎ)。
きゃん【侠】
[名・形動]《唐音》 1 「おきゃん」に同じ。「お梅は—な声で」〈独歩・郊外〉 2 勇み肌でいきなさま。また、そのような人。「—のおみさん、通のぬし」〈洒・軽井茶話〉
きょう【侠】
[人名用漢字] [音]キョウ(ケフ)(漢) 信義にあつく、強きをくじき弱きを助ける人。男気。男だて。「侠客・侠気・侠骨/義侠・剣侠・任侠(にんきょう・じんきょう)・勇侠・遊侠」 [補説]人名用漢...
きょう‐かく【侠客】
義侠・任侠を建て前として世渡りする人。町奴(まちやっこ)・博徒(ばくと)など。男伊達(おとこだて)。侠者。
きょう‐き【侠気】
弱い者を助けようとする気性。おとこぎ。「—に富んだ人」
きょう‐こつ【侠骨】
義侠心の強い気質。おとこだての気性。
きょうこついちだい【侠骨一代】
富沢有為男の小説。昭和34年(1959)刊行。昭和42年(1967)、マキノ雅弘監督により映画化。
きょう‐しゃ【侠者】
「侠客(きょうかく)」に同じ。「—子路はまずこの点で度胆を抜かれた」〈中島敦・弟子〉
きょう‐とう【侠盗】
金持ちから盗んだ金品を貧乏人に与えたりする、義侠心のある盗賊。義賊。
きょう‐ふ【侠婦】
侠気のある女。侠女。