あたい【価/値】
1 価格。値段。また、代価。「商品に—をつける」「質屋の使の…尋ね来(こ)ん折には—を取らすべきに」〈鴎外・舞姫〉 2 物の値打ち。価値。「一顧の—もない」 3 (値)数学で、文字や式・関数など...
あたい・する【値する/価する】
[動サ変][文]あたひ・す[サ変](「…にあたいする」の形で)それをするだけの値打ちがある。ふさわしい価値がある。相当する。「称賛に—・する」
あたい‐せんきん【価千金/値千金】
千金の値打ちがあること。高い価値のあること。「春宵一刻—」「酔い醒めの水は—」
ち【値】
[音]チ(漢) [訓]ね あたい [学習漢字]6年 〈チ〉 1 物のねうち。「価値」 2 数の大きさ。「極値・数値・同値・絶対値・偏差値」 3 出あう。「値遇」 〈ね〉「値段/高値・安値」
ち‐いき【値域】
関数y=f(x)で、xがとる定義域内のすべての値に対応して、yがとる値の範囲。
ちか‐の‐しま【値嘉島】
長崎県の五島列島と平戸島などを含めた古称。「次に—を生みき」〈記・上〉
ち‐ぐ【値遇】
縁あってめぐりあうこと。特に、仏縁あるものにめぐりあうこと。ちぐう。「大慈大悲の薩埵(さった)に—し奉らば」〈太平記・二〇〉
ち‐ぐう【値遇】
[名](スル) 1 「値遇(ちぐ)」に同じ。「大唐の玄奘法師に—し奉り」〈中島敦・悟浄出世〉 2 「知遇(ちぐう)」に同じ。「—を得た君臣の間に」〈鴎外・阿部一族〉
ね【値/直】
1 物が売買されるときの金額。値段。あたい。価格。「土地の—が上がる」「—をつける」 2 物の値うち。価値。「父親としての—を上げる」
ね‐あがり【値上(が)り】
[名](スル)物の値段や料金が高くなること。「諸物価が—する」