りん【倫】
[常用漢字] [音]リン(呉)(漢) 1 人の守るべき筋道。「倫理/五倫・人倫・破倫・不倫」 2 同列に並ぶ仲間。「絶倫・比倫」 [名のり]おさむ・しな・つぐ・つね・とし・とも・のり・ひと・ひと...
りん‐じょう【倫常】
常に守るべき人倫の道。「風紀—の乱れたるを救わんとて」〈魯庵・破垣〉
りんぜつ【輪舌/倫説/林雪/林説】
俗箏(ぞくそう)・筑紫箏(つくしごと)などで、特に細かい手法を用いる純器楽曲の曲名。のちの「乱(みだれ)(乱輪舌)」の原形とされるもので、三味線・一節切(ひとよぎり)などにも移されている。
りん‐どう【倫道】
人の踏み行うべき道。人倫。
りん‐り【倫理】
1 人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの。道徳。モラル。「—にもとる行為」「—観」「政治—」 2 「倫理学」の略。
りんり‐かん【倫理観】
倫理についての考え方、捉え方。「教師には高い—が求められる」
りんり‐がく【倫理学】
《ethicsの井上哲次郎による訳語》共同体における人と人との関係を律する規範・原理・規則など倫理・道徳を研究する哲学の一部門。
りんりがくのこんぽんもんだい【倫理学の根本問題】
《原題、(ドイツ)Die ethischen Grundfragen》ドイツの哲学者リップスによる著作。1899年刊。日本では、大正5年(1916)に阿部次郎による抄訳本が出版されている。
りんり‐きはん【倫理規範】
人として、また職務上自ら守らねばならない行動基準。倫理綱領。
りんり‐しんがく【倫理神学】
人間の霊魂を救って永遠の生命にあずかるという宗教目的に照らしてみた、人間行為のあり方を研究する神学の一部門。キリスト教における道徳と生活を研究する学問。