げ【偈】
《(梵)gāthāの音写。偈佗(げだ)・伽陀(かだ)とも音写。句・頌(じゅ)・諷頌(ふじゅ)などと訳す》仏語。経典中で、詩句の形式をとり、教理や仏・菩薩(ぼさつ)をほめたたえた言葉。4字、5字ま...
しちぶつつうかい‐げ【七仏通戒偈】
⇒七仏通戒の偈
しちぶつつうかい‐の‐げ【七仏通戒の偈】
過去七仏が共通して受持したといわれる、釈迦(しゃか)の戒めの偈。諸悪莫作(しょあくまくさ)・衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)・自浄其意(じじょうごい)・是諸仏教の4句。七仏通戒偈。
しょうしん‐げ【正信偈】
親鸞(しんらん)の著「教行信証」の行巻にある正信念仏偈のこと。弥陀・釈迦・七祖の教えを述べたもので、真宗では和讃(わさん)とともに読誦(どくじゅ)する。
しょうしんねんぶつ‐げ【正信念仏偈】
「正信偈(しょうしんげ)」に同じ。
しょぎょうむじょう‐げ【諸行無常偈】
涅槃経(ねはんぎょう)にある4句の偈。諸行無常・是生滅法・生滅滅已・寂滅為楽のこと。釈迦(しゃか)が過去世に雪山(せっせん)童子として修行中、羅刹(らせつ)に姿を変えた帝釈天からこの偈の前半を聞...
じゅ‐げ【頌偈】
「偈(げ)」に同じ。
せっせん‐げ【雪山偈】
⇒諸行無常偈(しょぎょうむじょうげ)
はん‐げ【半偈】
偈文の半分。特に、諸行無常偈の後半の「生滅滅已(めつい)、寂滅為楽」のこと。釈迦が雪山(せっせん)で修行中に、身を羅刹(らせつ)に与えることを約して聞くことができたという。
みょうほう‐げ【妙法偈】
仏のすぐれた教えを説いた偈。妙法の偈。