ひがみ‐こんじょう【僻み根性】
ひがみっぽい性質。素直でない性質。
ひがみっ‐ぽ・い【僻みっぽい】
[形]ひがむことが多い。すぐひがむ傾向がある。「—・い性格」
ひが‐みみ【僻耳】
聞きまちがえること。聞きそこない。転じて、思いすごし。「老いの—」
ひが・む【僻む】
[動マ五(四)] 1 物事を素直に受け取らないで、曲げて考える。自分が不利なようにゆがめて考える。「じゃま者扱いされたと—・む」 2 ゆがんだ考え方をする。考え方がまちがっている。「取りはづし...
ひが‐め【僻目】
1 両眼の瞳の方向が異なる目。やぶにらみ。 2 見まちがうこと。見誤り。「雪と見たは—か」 3 物事をかたよった考えで判断すること。偏見。「僕の—かも知れぬが」〈森田草平・煤煙〉
ひが‐もの【僻者】
心のひねくれた人。「世の—にて交らひもせず」〈源・若紫〉
ひが‐よみ【僻読み】
まちがって読むこと。読み誤り。「—をおほくす」〈宇津保・蔵開中〉
ひが‐わざ【僻業】
まちがったこと。まちがったしわざ。「その折は、さる—ともあかし侍らずありしかば」〈源・行幸〉
びゃっ‐けん【僻見】
「へきけん(僻見)」に同じ。
へき【僻】
[音]ヘキ(漢) [訓]ひがむ 1 本筋からずれて、正しくない。一方に偏する。「僻見・僻説・僻論」 2 場所が中央から離れている。「僻遠・僻陬(へきすう)・僻村・僻地」 [難読]僻耳(ひがみみ)...