すぐ・れる【優れる/勝れる】
[動ラ下一][文]すぐ・る[ラ下二] 1 能力・容姿・価値などが他よりまさる。他よりぬきんでる。「語学に—・れる」「人並み—・れて足が速い」「—・れた作品」 2 (多く打消しを伴って用いる)よい...
まさり【勝り/優り】
まさること。他にくらべてすぐれていること。「男—の力持ち」
まさり‐おとり【勝り劣り/優り劣り】
まさることとおとること。優劣。
まさり‐がお【優り顔/勝り顔】
まさっているという顔つき。得意そうな顔。自慢顔。「あな、—な。さるものぞ、やもめにはなるてふ」〈かげろふ・中〉
まさり‐ぐさ【優り草/勝り草】
菊の古名。寛平の菊合わせの歌に「すべらぎの万代(よろづよ)までにまさりぐさたまひし種を植ゑし菊なり」と詠まれたところからいう。「なほ喜びは—の、菊の杯、とりどりに」〈謡・邯鄲〉
まさり‐ざま【優り様/勝り様】
[名・形動ナリ]他よりまさっていること。すぐれていること。また、そのさま。まさりぎみ。まさざま。「父大臣(おとど)にも、—にこそあめれ」〈源・藤裏葉〉
まさ・る【勝る/優る】
[動ラ五(四)]《「増さる」と同語源》 1 他と比べて価値や能力などが上である。すぐれる。ひいでる。「実力において—・る」「これに—・る喜びはない」 2 他のものよりも程度が上である。「聞きしに...
やさ【優】
《形容詞「やさしい」の語幹》名詞の上に付いて、やさしく上品である、しとやかである、などの意を表す。「—男」「—女」「—姿」 [形動]《近世語》やさしく、おとなしいさま。「—なをのこが、しなせ...
やさ‐おとこ【優男】
1 姿かたちが上品ですらりとしている男。また、性質のやさしい男。 2 風流・芸術を理解する男。風雅な男。みやびお。「名歌仕って御感にあづかるほどの—に」〈平家・一〉
やさ‐おんな【優女】
姿かたちの美しい女。また、性質のやさしい女。やさめ。「かかる東の果てしにもまたあるものぞ—」〈浄・凱陣八島〉