ホールズ‐クリーク【Halls Creek】
オーストラリア、西オーストラリア州北部の町。1885年、同州で初めて金が発見され、キンバリー地方のゴールドラッシュの先駆けとなった。付近に中国の万里の長城を思わせる自然の石壁チャイナウォールや、...
マクティーグ【McTeague】
ノリスの小説。1899年刊。もぐりの歯科医マクティーグが妻を殺害して破滅への道を突き進むさまを描く。米国における自然主義文学の先駆となった。
まだんのしゃしゅ【魔弾の射手】
《原題、(ドイツ)Der Freischütz》ウェーバー作曲のオペラ。3幕。1821年ベルリンで初演。ロマン派オペラの先駆的作品で、「序曲」「狩人の合唱」が特に有名。
マリア‐マグダレーナ【(ドイツ)Maria Magdalene】
ヘッベルによる戯曲。3幕の悲劇。1844年刊行、1846年初演。男に捨てられ、父親の名誉心を慮(おもんぱか)って自殺する娘の姿を描く市民悲劇。イプセンの社会劇の先駆とも評される作品。邦題は「マリ...
ミケーネ‐ぶんめい【ミケーネ文明】
前16世紀から前12世紀にかけて、ミケーネを中心に栄えた、エーゲ文明後期の青銅器文明。北方からのアカイア人がクレタ文明の影響を受けて形成、ギリシャ文明の先駆をなしたが、ドリス人の侵入によって滅亡...
みののいえづと【美濃の家づと】
新古今集の注釈書。5巻。本居宣長著。寛政3年(1791)成立、同7年刊。新古今集から和歌696首を選んで文法的に注釈し、新注の先駆けとなったもの。
みんしゅう‐げいじゅつ【民衆芸術】
民衆が作り出す、また、民衆のための芸術。日本では大正中期、大杉栄らによって論じられ、詩壇では白鳥省吾らの民衆詩派が台頭、プロレタリア文学の先駆となった。
むかんしんなひとびと【無関心な人々】
《原題、(イタリア)Gli indifferenti》イタリアの小説家、モラビアの処女長編小説。1929年に自費出版で刊行。ファシズム政権下のイタリアのブルジョワ階級の精神的頽廃(たいはい)を描...
むつわき【陸奥話記】
平安中期の軍記物語。1巻。作者未詳。康平5年(1062)ごろ成立か。前九年の役の経過を漢文体で記した合戦記。将門記とともに軍記物語の先駆とされる。
むらかみ‐ひでとし【村上英俊】
[1811〜1890]幕末・明治前期のフランス語学者。下野(しもつけ)の生まれ。独学でフランス語を修得し、幕府の蕃書調所、維新後の家塾達理堂で教授・著訳に従事、フランス語研究の先駆的役割を果たし...