ふりわけがみ【振分髪】
江戸後期の歌学書。1巻。小沢蘆庵著。寛政8年(1796)刊。作歌入門書。詞のはたらきや「てにをは」を実例を挙げて説く。
プライマー【primer】
1 入門書。手引き書。 2 DNAの合成・複製に必要な核酸の断片。鋳型となるDNAとプライマーが相補的に結合した後、DNAポリメラーゼの作用によって、プライマーの一方の端を起点として、鋳型DNA...
べんろんじゅつきょうてい【弁論術教程】
《原題、(ラテン)Institutio Oratoria》1世紀ごろのローマの弁論学者、クインティリアヌスの著作。弁論家養成の入門書で、全12巻。95年ごろ成立。
まんようしゅうりゃくげ【万葉集略解】
江戸後期の万葉集の注釈書。20巻30冊。橘千蔭(たちばなちかげ)著。寛政8〜文化9年(1796〜1812)刊。先人の説を集成した簡便な全注で、入門書として広く読まれた。
むもんかん【無門関】
中国の仏教書。1巻。南宋の無門慧開(えかい)著。1228年成立。古来からの公案四十八則を選び、評釈などを加えたもの。悟りへの入門書として、禅宗で重視される。禅宗無門関。
らんがくかいてい【蘭学階梯】
江戸後期の蘭学入門書。2巻。大槻玄沢(おおつきげんたく)著。天明3年(1783)成立、同8年刊。蘭学の研究意義・発達の歴史、オランダ語の文字・発音・文法・訳例などを説明したもの。
わかやえがき【和歌八重垣】
江戸中期の歌学書。7巻。有賀長伯著。元禄13年(1700)刊。和歌の心得・作法・用語などを解説した入門書。