やつはし【八橋】
愛知県知立(ちりゅう)市北東部の地名。逢妻(あいづま)川の南岸にあり、伊勢物語・東下りの段の八橋の旧跡で、カキツバタの名所。[歌枕]
やつはし【八橋】
姓氏の一。 [補説]「八橋」姓の人物八橋検校(やつはしけんぎょう)
やつはしず【八ツ橋図】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山の筆による絵画。「伊勢物語」の第9段を典拠とする。国指定重要文化財。文化庁蔵。八橋図。
やつはしず【八橋図】
⇒八ツ橋図
やつはしまきえらでんすずりばこ【八橋蒔絵螺鈿硯箱】
江戸中期の画家、尾形光琳の代表作のひとつ。木製漆塗の硯箱。光琳が好んだ「伊勢物語」の第9段、八橋の場面のモチーフで装飾されている。国宝。東京国立博物館蔵。
やつはし‐りゅう【八橋流】
箏曲の流派の一。天和・貞享(1681〜1688)のころ、八橋検校が筑紫流箏曲を基礎にして創始。八橋の孫弟子の生田検校が、生田流を創始して以来衰微した。大阪・信州松代(まつしろ)・沖縄にその芸系の...
やばせ‐ゆでん【八橋油田】
秋田市西部にある油田。昭和8年(1933)から採掘が行われ、秋田油田の中心。産油量は同35年ごろを最盛期として減少。