やおちょう【八百長】
新橋遊吉の短編小説。競馬の八百長に手を染める騎手を描く。昭和40年(1965)発表。同年、第54回直木賞受賞。
や‐おとめ【八少女】
神事に奉仕する八人の少女。また、神楽を奏する少女。「神のやす高天原(たかまのはら)に立つ—、立つ—」〈風俗歌〉
やおに‐よし【八百丹よし】
[枕]多くの赤土を杵(きね)でつき固めて作る意で、「築く」にかかる。「—い杵築(きづき)の宮」〈記・下・歌謡〉
やお‐や【八百屋】
1 野菜類を売る店。また、その人。青物屋。青果商。 2 深くはないが学問・技芸・趣味などについていろいろ知っていること。また、その人。
やおや‐おしち【八百屋お七】
[1668〜1683]江戸前期、江戸本郷にいた八百屋の娘。天和2年(1682)の大火の際に避難した寺で寺小姓と恋仲となり、再会したい一心で放火して、火刑に処された。井原西鶴の「好色五人女」に取...
やおや‐ぼうふう【八百屋防風】
ハマボウフウの別名。
やお‐よろず【八百万】
数の限りなく多いこと。多数。無数。
やおよろず‐の‐かみ【八百万の神】
神道における神観念で、きわめて多くの神々。
や‐か【八日】
ようか。はちにち。「かく行ひ定めて日—夜八夜を遊びき」〈記・上〉
やかみ‐ひめ【八上比売】
日本神話で、因幡(いなば)国の八上に住んでいた姫。大国主命(おおくにぬしのみこと)がその多くの兄弟神たちとこの姫を争い、結婚した話で知られる。