てん‐きょ【典拠】
頼りにできる根拠。文献などにみえる、しっかりしたよりどころ。「—を示す」
てん‐ぎ【典儀】
1 典礼。儀式。 2 平安時代、即位・朝賀などの大礼の儀式をつかさどった職。多くは四位・五位の者が任命された。
てんぐ‐じょう【天具帖/典具帖】
楮(こうぞ)の良質の繊維で作った薄くて柔らかい和紙。貴重品の包み紙、木版の版下などに利用。江戸時代に美濃の郡上(ぐじょう)郡で漉(す)かれ、現在は高知県の特産。天具帖紙。
てん‐けい【典型】
1 規範となる型。基準となるもの。「此等の人の遺せる標準(のり)—に由て観るときは」〈中村訳・西国立志編〉 2 同類ないし同種のものの中で、それらの特性を端的に示しているもの。代表例となるもの。...
てんけい【典型】
高村光太郎の詩集。昭和25年(1950)刊。昭和22年(1947)発表の連詩「暗愚小伝」を収録。
てん‐けい【典経】
聖人の書いた書物。経書(けいしょ)。
てんけい‐きんぞくげんそ【典型金属元素】
金属元素の分類で、遷移元素の系列にないもの。周期表中の1(ⅠA)・2(ⅡA)と12(ⅡB)・13(ⅢB)族を指す。最外殻にsまたはp軌道から電子が順次配置される。金属光沢、電気伝導性、熱伝導性を...
てんけい‐けいやく【典型契約】
法律にその名称・内容が規定されている契約。民法では贈与・売買・賃貸借・請負など13種類があり、ほかに特別法で規定されるものもある。有名契約。→無名契約
てんけい‐げんそ【典型元素】
元素の分類の一。周期表中、1(ⅠA)・2(ⅡA)と13(ⅢB)〜17(ⅦB)族元素のうちの、第2・第3周期の元素。広く、遷移元素および12(ⅡB)族元素を除く元素をいうこともある。
てんけい‐ちょうさ【典型調査】
標本調査において、母集団の中で平均的あるいは典型的と思われる調査対象を抜き出して調べること。有意抽出法の一つ。