かつじ‐ぼん【活字本】
活字版で印刷した書物。写本や木版本と区別するときにいう。活刻本。活版本。
カルミナ‐ブラーナ【(ラテン)Carmina Burana】
《ボイエルン詩歌集の意》 ラテン語およびドイツ語で記された、12、3世紀のヨーロッパの詩歌集。1803年、ミュンヘンの南のベネディクトボイエルン修道院で手写本が発見された。当時の放浪学徒の作と...
がげんしゅうらん【雅言集覧】
江戸時代の国語辞書。石川雅望(いしかわまさもち)著。文政9年〜嘉永2年(1826〜49)に「な」の項まで刊。後半は未刊のまま写本で伝わった。主に平安時代の仮名文学書から語彙を集めて、いろは順に用...
きょう‐ごう【校合/挍合】
[名](スル)2種以上の写本・刊本などを比べ合わせて、本文の異同を確かめたり誤りを正したりすること。校書(こうしょ・きょうしょ)。こうごう。
ぎょくへん【玉篇】
中国の字書。30巻。梁(りょう)の顧野王(こやおう)撰。543年成る。「説文解字(せつもんかいじ)」にならって、字数を大幅に増加した部首分類体の字書。のち、唐の孫強が増補し、宋の陳彭年らが勅命に...
くじゃくきょうおんぎ【孔雀経音義】
平安時代の仏教書。3巻。観静著。「孔雀経」の語句の発音と意味を解説したもの。醍醐寺蔵の写本には、現存最古の片仮名五十音図を記載。
クムラン【Qumran】
イスラエル東部、死海西岸にある遺跡。20世紀半ば、ヒルベトクムラン洞窟から旧約聖書の最古の写本を含むクムラン文書が発見されたことで知られる。
ゲラティ‐しゅうどういん【ゲラティ修道院】
《Gelati monasteri》ジョージア西部の古都クタイシ郊外にある修道院。12世紀初頭にダビド4世が創建。内部には多数のイコン(聖画像)やモザイク、中世の写本が残る。1994年、バグラ...
げん‐しょ【原書】
1 翻訳書・書写本などに対して、そのもとになっている書物。原本。 2 外国の文字で書かれている書物。特に欧米の書物。洋書。
げんちょうひし【元朝秘史】
中国の歴史書。12巻。編者未詳。1240年ごろウイグル文字で書かれたといわれ、原本は残っていないが、漢訳および漢字での音写本がある。元のチンギス=ハンとオゴタイの実録で、説話や伝承もまじる。那珂...