あい‐がみ【藍紙】
1 ⇒青花紙(あおばながみ) 2 藍色に染めた紙。昔、写経・写本などに用いた。あおがみ。あいし。
いせ‐ごよみ【伊勢暦】
近世、土御門家の暦の写本をもとに、伊勢国宇治などの暦師が版行した暦。伊勢神宮の御師(おし)がお札(ふだ)に添えて全国に配った。
イビロン‐しゅうどういん【イビロン修道院】
《Moni Iviron/Μονή Ιβήρων》ギリシャ北部、ハルキディキ半島にある東方正教会の聖地アトス山の修道院。10世紀にジョージアの修道士イベリアのヨアネ、トルニコスらにより創設。以...
うちぎきしゅう【打聞集】
平安末期の仏教説話集。下巻だけ、長承3年(1134)の写本が現存する。作者未詳。漢字片仮名交じりの文体で書かれ、インド・中国・日本の説話27編を収録。
えいしゃ‐ぼん【影写本】
原本を影写した写本。影鈔本(えいしょうぼん)。
えいしょう‐ぼん【影鈔本】
「影写本」に同じ。
エティエンヌシュバリエのじとうしょ【エティエンヌ=シュバリエの時祷書】
《原題、(フランス)Les Heures d'Étienne Chevalier》フーケの装飾写本。縦20センチ、横29センチ。シャルル7世に仕えた商人エティンヌ=シュバリエの依頼により制作。青...
エム‐エス【MS】
《manuscript》原稿。また、写本。複数はMSS。
おく‐がき【奥書】
1 著作や写本などの巻末の、著者名・書写年月日・来歴などについての書き入れ。識語(しきご)。 2 官公署で、書類に記載された事項が真正であることを証明するために末尾に書く文。 3 芸能で、奥義伝...
かき‐ほん【書(き)本】
1 筆で書いた本。写本。 2 語り役者が、独特の大文字で節付けを書いた浄瑠璃正本(しょうほん)。 3 講談などで語られるものを読み物として出版したもの。