でっ‐ち【畳一/重一】
双六(すごろく)で2個の采(さい)の目がともに一と出ること。「次に参川房すすみて、—を打ちたりけり」〈著聞集・一二〉
でっ‐ぱ・る【出っ張る】
[動ラ五(四)]《「でばる」の音変化》外の方に突き出る。突出する。「二階の—・った家」「腹の—・ってきた中年男」
で‐つく・す【出尽(く)す】
[動サ五]出るべきものが、すっかり出てしまう。「話題が—・す」
出遣(でづか)いより小遣(こづか)い
まとまった買い物などで多額に出る費用よりも、日常のこまごました支出のほうが、集計するとかえってかさむものだ。大遣いより小遣い。
で‐どき【出時】
1 出る時。出るべき時。「—を見計らう」 2 人の出盛る時。「—に公開する」
で‐どころ【出所/出処】
1 物事が出てきたもとの所。しゅっしょ。「うわさの—」 2 出るべき場所・場面。「ここらが主役の—だ」 3 出口。「袋小路で、他の道路への—はない」
で‐は【出端】
1 《「でば」とも》外へ出るきっかけ。「跳ね返されて、—を失って、ごうと吼(ほ)えている」〈漱石・坑夫〉 2 《「でば」とも》外出する手段。交通の便。「わざわざこんな—の悪い処へ引込んで」〈荷風...
で‐はず・れる【出外れる】
[動ラ下一][文]ではづ・る[ラ下二]町や村などの中心部を通り過ぎて外れに出る。「商店街を—・れた所にある病院」
で‐ばしょ【出場所】
1 出るべき場所・場面。出場(でば)。「舞台で自分の—をまちがえる」 2 出どころ。また、産地。出場。「うわさの—をさぐる」
で‐ばり【出張り】
《「ではり」とも》 1 戦いのために他の場所へ出向くこと。「五百余騎にて矢矧(やはぎ)に—して」〈太平記・三五〉 2 本城から離れて分遣してある城やとりで。「崖を切り立てて、要害の—にしておくぞ...