せつ‐いん【切韻】
漢字の発音を知る方法の一。漢字2字を用いて1字の音をつづり出すこと。反切。悉曇学(しったんがく)でいう反音にあたる。 [補説]書名別項。→切韻
せついん【切韻】
中国隋代の音韻字書。5巻。陸法言らの著。601年刊。のちの「広韻」「唐韻」のもとになった。
せつ‐がん【切願】
[名](スル)心から願うこと。「世界の平和を—する」
せつ‐げん【切言】
[名](スル) 1 相手のために熱心に説くこと。また、その言葉。「思いとどまるように—する」 2 きびしく言うこと。また、その言葉。「—すれば自然主義は必ずロマンチシズムを通過したものでなくては...
せつ‐じつ【切実】
[形動][文][ナリ] 1 心に強く感じるさま。「—な願い」 2 身近に深くかかわっているさま。「—な住宅問題」 3 よくあてはまるさま。適切なさま。「—に書き記す」 [派生]せつじつさ[名]
せつ‐じょ【切除】
[名](スル)悪い部分を切って取り除くこと。「ポリープを—する」
せつ‐じょう【切情】
ひたすらに思う心。「私の—は、梅子さん、疾(と)く御諒承下さるでしょう」〈木下尚江・火の柱〉
せつ‐せつ【切切】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 心に強く迫るさま。また、心のこもっているさま。「—たる望郷の念」「—たる祈り」「—と訴える」 2 音や声が寂しく身に迫るさま。「—たる弦の響き」
せつ‐せつ【節節/切切】
[副] 1 おりおり。時々。「新聞丈は—上げましょう」〈露伴・風流仏〉 2 たびたび。しばしば。「連歌ずきにて、—御会にまかりいでらるる故」〈咄・きのふはけふ・上〉
せつ‐だん【切断/截断】
[名](スル)物をたちきること。切り離すこと。「台風で電線が—される」