ヤン
前川康男の児童文学作品。自身の学徒出陣の経験をもとに、戦争に翻弄される中国人少年ヤンの姿を描く。昭和42年(1967)刊行。第15回サンケイ児童出版文化賞受賞。
ゆう【夕】
《原題、(イタリア)Vespro》イタリアの詩人、パリーニの詩。4部作「一日」の第3作。未完。著者没後の1801年、最終作「晩」とともに刊行。
ゆうがでかんしょうてきなにほんやきゅう【優雅で感傷的な日本野球】
高橋源一郎の長編小説。「野球」という言葉を媒介としてつながる実験的な小説7章からなる。昭和63年(1988)刊行。同年、第1回三島由紀夫賞受賞。
ゆうぐれまで【夕暮まで】
吉行淳之介の短編小説集。中年男性と若い女性の恋愛を描く。昭和53年(1978)刊行。同年、第31回野間文芸賞受賞。昭和55年(1980)映画化。
ゆうこちゃんのちかみち【夕子ちゃんの近道】
長嶋有の短編小説、および同作を表題作とする連作短編小説集。作品集はほかに「フランソワーズのフランス」「朝子さんの箱」など全7作を収める。平成18年(2006)刊行。翌年、第1回大江健三郎賞受賞。
ゆうざいしゃ【有罪者】
《原題、(フランス)Le Coupable》バタイユによる哲学的散文。1939年から1943年にかけて書かれたもので、1944年刊行。三部作「無神学大全」の第2部に当たる。
ゆうしゅん【優駿】
宮本輝の小説。昭和57年(1982)から昭和61年(1986)にかけて、「小説新潮スペシャル」「新潮」誌に断続的に連載。単行本は昭和61年(1986)、上下2巻で刊行。第21回吉川英治文学賞を当...
ゆうじょ‐ひょうばんき【遊女評判記】
江戸時代の評判記の一。遊女1の容姿・性情の品定めを主に、客の遊興の案内などを記したもの。各地で刊行された。
ゆうぞらはれて【夕空晴れて】
郷静子の小説。昭和54年(1979)刊行。
ゆうづき【夕月】
横瀬夜雨の詩集。明治32年(1899)刊行。