ほんあみ【本阿弥】
姓氏の一。室町初期に始まる刀剣鑑定の家柄。 [補説]「本阿弥」姓の人物本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)
《
から転じて》鑑定家。目利(めき)き。「覚えあらば兜(かぶと)の—、目利(めき)き目利...
ほんさろく【本佐録】
江戸初期の政論書。1巻。本多佐渡守正信著とされるが未詳。2代将軍徳川秀忠の求めに応じて、政治をとる者の心得を7か条にして述べたもの。→本多正信
ほんぞう‐がく【本草学】
中国古来の植物を中心とする薬物学。500年ころ陶弘景のまとめた「神農本草」が初期文献で、明の李時珍が「本草綱目」に集大成。日本には平安時代に伝わり、江戸時代に全盛となり、中国の薬物を日本産のもの...
ほん‐ちゃ【本茶】
《本場の茶の意》山城国栂尾(とがのお)で産した茶。室町初期以降は栂尾が荒廃したため、宇治茶をさすようになった。本の茶。⇔非茶。
ほんちょうすいこでん【本朝水滸伝】
読本(よみほん)。前編10巻・後編15巻。建部綾足(たけべあやたり)作。前編は安永2年(1773)刊、後編は写本で伝わる。中国小説「水滸伝」を翻案した初期読本の代表作の一。
ボイ‐けいこく【ボイ渓谷】
《Vall de Boí》スペイン北東部、カタルーニャ州にある渓谷。ピレネー山脈の山中にあり、イスラム勢力の支配が及ばなかったため、中世のキリスト教建築物が数多く残る。11世紀から12世紀にかけ...
ぼうか‐し【防鴨河使/防河使】
平安初期に設置された令外(りょうげ)の官。京都鴨川(かもがわ)の堤防修築の事をつかさどった。
ボスケ‐ペトリフィカード【Bosque Petrificado】
アルゼンチン南部、チュブト州にある自然保護区。パタゴニア地方の町サルミエントの南約30キロメートルに位置する。名称はスペイン語で「化石の森」を意味し、新生代初期の樹木の化石が点在する。
ぼっかい‐がく【渤海楽】
奈良時代に渤海国から伝来した楽舞。平安初期に高麗楽(こまがく)に編入された。「綾切(あやぎり)」「古鳥蘇(ことりそ)」などがこの系統とされる。
ボーボージー‐パゴダ【Bawbawgyi Pagoda】
ミャンマー中部の都市ピイ郊外にある仏塔。タイエーキッタヤーの城壁外の南側に位置する。ピュー族の王朝時代初期の5世紀頃の建立とされ、同地域における最古の仏塔の一として知られる。高さ約46メートル。...