きけ‐もの【利け者】
手腕があって幅のきく人。利き者。「財界の—」
と【利/鋭/疾】
《形容詞「と(利)し」の語幹から》するどいこと。すばやいこと。多く「利鎌(とかま)」「利心(とごころ)」など、複合語の形で用いられる。
と‐がま【利鎌】
《「とかま」とも》よく切れる鎌。切れ味のよい鎌。
とがり‐や【尖り矢/利雁矢】
大形で先端の鋭くとがった鏃(やじり)。また、それをつけた矢。
とげ‐な・し【利気無し】
[形ク]しっかりしたところがない。気がきかない。「—・きものをば、あへなしと言ひける」〈竹取〉 [補説]一説に、「遂げなし」で、やりとげることができない意とも。
と‐ごころ【利心/鋭心】
するどい心。しっかりした心。「朝夕(あさよひ)に音のみし泣けば焼き大刀の—も我(あれ)は思ひかねつも」〈万・四四七九〉
と・し【利し/鋭し/疾し/敏し】
[形ク] 1 (利し・鋭し)切れ味がよい。鋭い。「剣大刀(つるぎたち)諸刃(もろは)の—・きに足踏みて死なば死なむよ君によりては」〈万・二四九八〉 2 (疾し) ㋐勢いが激しい。「ぬばたまの夜さ...
としべつ‐がわ【利別川】
北海道南東部を流れる川。石狩山地南東にある標高1230メートルの東三国山に源を発し、豊頃町で十勝川に合流する。長さ150キロ。
と‐しま【利島】
東京都、伊豆七島の一。面積4.2平方キロメートルの火山島。海岸は断崖をなし、オオミズナギドリが群生。椿(つばき)油を特産。
とね‐うんが【利根運河】
千葉県北西部にある、利根川と江戸川とを結ぶ運河。北方の野田市関宿を回る水運の近道として、明治23年(1890)開通。長さ約8キロ。