けずり‐ひ【削り氷】
氷を削ったもの。「—に甘葛(あまづら)入れて、新しき金鋺(かなまり)に入れたる」〈枕・四二〉
けずり‐ぶし【削り節】
かつお節やさば節などを薄く削ったもの。→おかか [補説]JAS(日本農林規格)では、カツオ・サバ・マグロなどの荒節・枯節を削ったもののほか、イワシ・アジなどの煮干しを削ったもの、また、その二つを...
けずり‐ぼうふう【削り防風】
細く裂いたハマボウフウの葉。刺身のつまなどに用いる。
けず・る【削る】
[動ラ五(四)] 1 刃物で物の表面を薄く切り取る。そぐ。「鉛筆を—・る」 2 一部分を取り除いて全体の量を減らす。削減する。「予算を—・る」「人員を—・る」 3 全体からその部分を取り除く。...
けず・れる【削れる】
[動ラ下一][文]けづ・る[ラ下二]削られて小さくなる。「岩が波で—・れる」
さく【削】
[常用漢字] [音]サク(呉) [訓]けずる そぐ けずる。そぐ。へらす。「削減・削除/添削・筆削」
さく‐がん【鑿岩/削岩】
[名](スル)岩石に穴をあけること。「機械で—する」
さくがん‐き【鑿岩機】
岩石に小さな穴をあける機械。圧縮空気や電気を動力として、直径数センチの深い穴をあける。
さく‐げん【削減】
[名](スル)現にあるものを、けずってへらすこと。「予算を—する」
さく‐じゃく【削弱】
[名](スル)けずって弱くすること。「豊臣氏諸侯を—するを欲せざるにあらざるなり」〈田口・日本開化小史〉