ご‐の‐せん【後の先】
1 武術で、相手の攻撃に応じながら反撃すること。技を仕掛けてきた相手の、防御への体勢が整わない瞬間を狙う。柔術での返し技や、剣術での切り返しなど。「—を取る」 2 囲碁・将棋で、後手を引いたよう...
ゴルディオス‐の‐むすびめ【ゴルディオスの結び目】
フリギアのゴルディオス王が結んだ複雑な縄の結び目。これを解いた者はアジアを支配するという伝説があったが、アレクサンドロス大王が剣で両断し、アジアを征服した。転じて、難題。難問。
さく‐もの【作物】
1 名匠の製作した刀剣や器具類。名作の物。 2 農作物。さくもつ。 3 地歌の一種で、こっけいな内容を座興的におもしろおかしく歌ったもの。「荒れ鼠」など。おどけもの。
ささ‐づくり【笹作り】
1 刀剣の縁頭(ふちがしら)・鐺(こじり)などの金物に笹の葉の模様を彫ったもの。 2 キス・サヨリなど、身の細い魚の刺身の作り方。三枚におろし、斜めに切って笹の葉の形にしたもの。
さし‐こ【刺(し)子】
綿布を重ね合わせて一針抜きに細かく刺し縫いにすること。また、そのように縫ったもの。丈夫なので柔道着・剣道着などに用いる。
さし‐つ・ける【差(し)付ける】
[動カ下一][文]さしつ・く[カ下二] 1 ものに押し当てる。押しつける。「甲鉄艦の船舷(ふなべり)へ我が船舷を—・けて」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 目の前に突き出す。突きつけるように差し出す。...
さっ‐ぽう【殺法】
殺し方。また、剣の使い方。「円月—」
さつじん‐けん【殺人剣】
人を殺すために使う剣。殺人(せつにん)刀。⇔活人剣。
さつ‐ばつ【殺伐】
[形動][文][ナリ]殺気が感じられるさま。また、うるおいやあたたかみの感じられないさま。「見えない手の揮(ふる)う剣の光が、もう一度彼を—な争闘の心につれて行った」〈芥川・老いたる素戔嗚尊〉...
さつ‐ゆみ【猟弓/幸弓】
狩りに用いる弓。さちゆみ。「剣大刀(つるぎたち)腰に取り佩(は)き—を手握(たにぎ)り持ちて」〈万・八〇四〉