じょう‐こう【成劫】
《「じょうごう」とも》仏語。四劫(しこう)の第一。この世界に、山河などの自然と生物とが生まれ出る時期。最初の劫。
じん‐こう【塵劫】
《「じんごう」とも》仏語。 1 「塵点劫(じんでんごう)」の略。 2 きわめて小さい数と、きわめて大きい数。
じんでん‐ごう【塵点劫】
仏語。計ることのできないようなきわめて長い時間。塵劫。
ぞう‐こう【増劫】
仏語。住劫において、人間の寿命が10歳から年々、または100年に1歳ずつ増して、8万4000歳まで増加していく過程。⇔減劫(げんこう)。
た‐ごう【多劫】
きわめて長い年月。永劫。
たしょう‐こうごう【多生曠劫】
仏語。何度も生まれ変わり死に変わりする久遠(くおん)の時間。
たしょう‐ごう【多生劫】
「多生曠劫(たしょうこうごう)」に同じ。
ばん‐ごう【万劫】
非常に長い年月。永劫。「一度人身を失えば—還らずとかや」〈樗牛・滝口入道〉
まん‐ごう【万劫】
仏語。1万劫のこと。きわめて長い年月。まごう。
みらい‐えいごう【未来永劫】
これから先、無限に長い年月にわたること。みらいようごう。「戦争の苦しみを—忘れない」