だいどうみゃく‐りゅう【大動脈瘤】
動脈硬化や動脈解離によって大動脈の血管壁が弱くなり、瘤状(こぶじょう)に拡張した状態。
だいのうどうみゃく‐りん【大脳動脈輪】
内頸動脈と椎骨動脈から分岐した血管が脳底部で吻合して形成する環状の構造。前大脳動脈・前交通動脈・中大脳動脈・後大脳動脈・後交通動脈によって構成される。ウィリス動脈輪。
ちゅうすうせい‐にょうほうしょう【中枢性尿崩症】
尿崩症の病態の一つ。脳の視床下部で産生される抗利尿ホルモンの量が減ったり、脳下垂体後葉で抗利尿ホルモンを血中に放出できなくなるために、多量の薄い尿が出る病気。腫瘍・外傷・動脈瘤・脳炎などが原因と...
ちゅう‐だいのうどうみゃく【中大脳動脈】
脳に栄養を与える主要な血管の一つ。頭蓋の底部で内頸動脈から分かれる。左右一対あり、大脳半球の大部分に血液を供給する。MCA(middle cerebral artery)。
ついこつ‐どうみゃく【椎骨動脈】
左右の鎖骨下動脈から分岐し、頸椎の左右にある横突孔を通って上行し、頭蓋内に入る動脈。後頭部で合流して1本の脳底動脈となる。小脳や脳幹部に酸素・栄養を供給する。VA(vertebral artery)。
ついこつどうみゃく‐かいり【椎骨動脈解離】
椎骨動脈で起こる動脈解離。
ティー‐エー‐シー‐イー【TACE】
《trancecatheter arterial chemoembolization》⇒肝動脈塞栓術
ていこう‐けっかん【抵抗血管】
細動脈のこと。平滑筋が多く、血管の収縮・拡張により血流に対する抵抗を変化させ、血圧を調節する役割を担うことから。→容量血管
ていさんそ‐けっしょう【低酸素血症】
動脈血中の酸素が不足した状態。原因として、肺胞低換気・換気血流比不均衡・拡散障害・右左シャントなどがある。チアノーゼ、手足の冷え、頻脈、呼吸困難、言語障害・意識障害どの症状があらわれ、低酸素状態...
ていさんそ‐しょう【低酸素症】
生体の組織中の酸素が欠乏している状態。肺機能の低下、動脈血中の酸素分圧の低下、血液の酸素運搬能力の低下や血流障害などによって起こる。ハイポキシア。