ず‐なし【図無し】
[名・形動]途方もないこと。際限のないこと。また、そのような物・人や、そのさま。「父は足袋も—をはいたほどの骨格で」〈藤村・春〉 「いったん泣きだしたとなれば…—にぐすりぐすり泣いている癖で」〈...
せせ‐く・る
[動ラ五(四)] 1 手でいじりまわす。せせる。「小鼻の脇を指先で—・りながら」〈三重吉・小鳥の巣〉 2 落ちつかないで、せかせかする。「雨を請ひて—・り歩いて」〈四河入海・一〉 3 身体をすり...
せち‐がしこ・し【世知賢し】
[形ク]世渡りの才能にすぐれていて、抜け目がない。金銭に細かい。勘定高い。「頭数よびで、いくらが物ぞ、天神小天神と—・くきはめぬ」〈浮・一代男・五〉
せち‐べん【世知弁】
[名・形動ナリ] 1 《八難の一である「世智弁聡」の略》世渡りの知恵にたけていること。また、そのさま。「内々は—にて、心まさなく厳しく精練なりけるままに」〈米沢本沙石集・三〉 2 勘定だかいこと...
せん‐てん【旋転】
[名](スル)《「せんでん」とも》くるくる回ること。また、回すこと。「嵐の音をたてて—する渦巻」〈中勘助・鳥の物語〉
そう‐かんじょう【総勘定】
収支の全体についての勘定。
そうかんじょう‐もとちょう【総勘定元帳】
簿記で、すべての勘定口座を網羅した帳簿。標準式と残高式とがある。
そうごうひょうか‐ほうしき【総合評価方式】
一般競争入札の一種。官公庁が物品・役務の調達、建設工事の発注等で入札を行う際、業者から提示された価格だけでなく、提供される物品・インフラ等の品質や、環境に与える負荷の少なさ、省資源化など、あらか...
そう‐はん【宋版/宋板】
中国の宋代に出版された書籍。造本・校勘ともにすぐれたものとして有名。その字体を宋朝体という。
そう‐よう【蒼鷹】
1 羽毛が青色を帯びている鷹(たか)。しらたか。 2 《1が猛々しいところから》情け容赦のない役人のたとえ。「郅都(しっと)—の忠心の翼も折れ、勅勘の身と成り給ひ」〈浄・嫗山姥〉