かせき‐じんるい【化石人類】
化石として発見される人類。第四紀更新世およびそれ以前に生存した人類をさす。猿人・原人・旧人・新人に大別される。
かせき‐すい【化石水】
地層が堆積したときに封じ込められ、数万年以上にわたって大気との水循環から切り離された水。海水が残存したものも含まれる。
かせき‐せいぶつ【化石生物】
地質時代に生存し、化石として発見される生物。恐竜やアンモナイトなどの化石動物と、リンボクなどの化石植物がある。→化石人類
かせき‐せんそう【化石戦争】
19世紀末、米国の二人の古生物学者エドワード=コープとオスニエル=マーシュの間で繰り広げられた恐竜化石の発掘競争。北アメリカ西部において、トリケラトプス・アロサウルス・ステゴサウルスなど多種の化...
かせき‐どうぶつ【化石動物】
化石生物のうち、マンモスやアンモナイト、三葉虫など、動物に分類されるもの。
かせき‐ねんりょう【化石燃料】
地質時代を通じて動植物などが地中に堆積し、長い年月をかけて地圧や地熱を受け、変成されてできた有機物。特に、石炭・石油・天然ガスなど、燃料として用いられるもののこと。メタンハイドレートの利用も期待...
かせきねんりょう‐フリーこう【化石燃料フリー鋼】
鉄鉱石の還元工程で石炭を用いない鉄鋼。フォッシルフリースチール。→グリーンスチール
かせきのもり【化石の森】
石原慎太郎の長編小説。劇薬による殺人に走る医学生の精神の軌跡を描く。昭和45年(1970)刊行。第21回芸術選奨文部大臣賞受賞。昭和48年(1973)、篠田正浩監督により映画化。
かせきのもり‐こくりつこうえん【化石の森国立公園】
《Petrified Forest National Park》⇒ペトリファイドフォレスト国立公園
かせき‐りん【化石林】
直立した樹幹の化石が地層中に散在しているもの。日本では、石川県の手取川流域の中生代のもの、富山県魚津市の新生代第四紀のものなどがある。