じゅうに‐だいがん【十二大願】
薬師如来の12の誓願。光明普照・随意成弁・施無尽物・安立大乗・具戒清浄・諸根具足・除病安楽・転女得仏・安立正見・苦悩解脱・飽食安楽・美衣満足。十二上願。
じゅうにだん【十二段】
「十二段草子(ぞうし)」の略。 浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。元禄3年(1690)大坂竹本座初演。「十二段草子」に、謡曲「鞍馬天狗」「張良」「熊坂」「隅田川」などを加えて脚色したもの...
じゅうにだんぞうし【十二段草子】
古浄瑠璃。作者未詳。室町中期以後に成立した御伽草子による語り物で、牛若丸と浄瑠璃姫との恋物語を脚色したもの。近世初期に流行し、以後、この種の語り物を浄瑠璃と称するようになった。浄瑠璃姫物語。浄瑠...
じゅうに‐ちょうし【十二調子】
⇒十二律
じゅうに‐ちょく【十二直】
暦注の一。暦の日の下に記し吉凶を示したもの。建(たつ)・除(のぞく)・満(みつ)・平(たいら)・定(さだん)・執(とる)・破(やぶる)・危(あやう)・成(なる)・収(おさん)・開(ひらく)・閉(...
じゅうに‐てん【十二天】
仏教を守護する12の天尊。四方・四維の八天、上・下の二天、日・月の二天のこと。帝釈天(たいしゃくてん)(東)・火天(南東)・閻魔天(えんまてん)(南)・羅刹天(らせつてん)(南西)・水天(西)・...
じゅうにてん‐ぐ【十二天供】
密教で、壇の中央に四臂(しひ)の不動尊を安置し、その周囲に十二天を配置して行う修法。
じゅうに‐とう【十二灯】
⇒十二銅
じゅうに‐とき【十二時】
一昼夜。今の2時間を一時(いっとき)として、卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)の昼の六時に、酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)・子(ね)・丑(うし)・寅(とら)の...
じゅうに‐どう【十二銅】
江戸時代、神仏への灯明代などとして、1年の月数にちなんで包んだ12文の賽銭(さいせん)。十二灯。