ま・す【在す/坐す】
[動サ四] 1 「ある」「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「大君は千歳に—・さむ白雲も三船の山に絶ゆる日あらめや」〈万・二四三〉 2 「行く」「来(く)る」の意の尊敬語。いらっし...
ま‐すげ【真菅】
菅(すげ)の美称。「—生(お)ふる山下水に宿る夜は月さへ草の庵(いほり)をぞさす」〈千載・雑上〉
まそが‐よし【真菅よし】
[枕]類音の「そが」にかかる。ますがよし。ますげよし。「—宗我(そが)の川原に鳴く千鳥」〈万・三〇八七〉
まちいり‐のう【町入能】
江戸時代、将軍宣下・婚礼・誕生などの重大な祝い事の際の式能に、江戸の町人の陪観を許したもの。江戸城本丸大書院の南庭で、式能の1日目に二交代で五千余人に見せた。
まちかね‐やま【待兼山】
大阪府豊中市北部にある山。千里丘陵の西端に位置し、池田市・箕面(みのお)市にもかかる。[歌枕]「来ぬ人を—の呼子鳥同じ心にあはれとぞ聞く」〈詞花・春〉 [補説]現在は大阪大学豊中キャンパスがある。
マッデンジュリアン‐しんどう【マッデン・ジュリアン振動】
赤道上空で、対流の活発な領域が30〜60日周期で東へ移動していく現象。数千キロメートルにおよぶ積乱雲群がインド洋から太平洋上へと移動し、局地的に強い降水をもたらす。名称は、マッデンとジュリアンに...
まつ【松】
1 マツ科マツ属の常緑高木の総称。明るく乾燥した地に生え、樹皮はひび割れするものが多い。葉は針状で、ふつうアカマツ・クロマツなどでは2本、ゴヨウマツ・チョウセンゴヨウ・ハイマツなどでは5本が束に...
まつえ‐じょう【松江城】
島根県松江市にある城。慶長16年(1611)堀尾吉晴が築城。のち、京極氏・松平氏の居城。現存の天守閣は国宝で、下見板張りの古い様式をとどめる。千鳥城。
まつがさき【松ヶ崎】
京都市左京区の地名。高野川の西に位置する。[歌枕]「千歳ふる—には群れゐつつ田鶴(たづ)さへあそぶ心あるらし」〈拾遺・神楽歌〉
まつど【松戸】
千葉県北西部の市。住宅・商業都市。水戸街道の宿場町、江戸川水運の河港として発達。人口48.5万(2010)。