海(うみ)に千年(せんねん)山(やま)に千年(せんねん)
「海千山千(うみせんやません)」に同じ。
うめがえ【梅枝】
源氏物語第32巻の巻名。光源氏39歳。明石の姫君(明石の中宮)の裳着(もぎ)と入内(じゅだい)の準備などを描く。 謡曲。四番目物。世阿弥作。管弦の役争いで討たれた楽人富士の妻の霊が、津の国住...
うもれ‐みず【埋もれ水】
草木などの陰に隠れて人目に触れない水。「人知れぬ木の葉の下の—思ふ心をかき流さばや」〈千載・恋一〉
うら‐じ【浦路】
浦伝いの道。「旅寝する須磨の—のさよ千鳥声こそ袖の波はかけけれ」〈千載・羇旅〉
うら‐す【浦州/浦洲】
入り江にある州。「—には千鳥妻呼び」〈万・一〇六二〉
うら‐せんけ【裏千家】
千家流茶道の分派の一。千利休の孫宗旦(そうたん)の四男宗室を開祖とする。宗室が父から譲られた隠居所今日庵(茶室)が本家の裏手にあたるので、この称がある。裏流。裏。
うら‐づた・う【浦伝ふ】
[動ハ四]浦々を伝って行く。舟で海辺に沿って行く。「岩越ゆる荒磯波にたつ千鳥心ならでや—・ふらむ」〈千載・冬〉
うら‐み【浦見】
海辺を眺めること。和歌で、多く「恨み」に掛けて用いる。「浜千鳥跡のとまりを尋ぬとて行くへもしらぬ—をやせむ」〈かげろふ・上〉
うらやす【浦安】
千葉県西部の市。東京湾に面し、ノリ・アサリ・ハマグリの養殖が盛んであったが、埋め立てが進み、近年都市化が著しい。東京ディズニーリゾートがある。人口16.5万(2010)。
うらやす‐の‐くに【浦安の国】
《「心安(うらやす)の国」の意》大和国、または日本国の美称。「この国を目(なづ)けて曰(い)はく、日本(やまと)は—、細戈(ほそほこ)の千足る国」〈神武紀〉