うら【占/卜】
事物に現れる現象や兆候によって神意を問い、事の成り行きや吉凶を予知すること。うらない。うらえ。「武蔵野に占部(うらへ)かた焼きまさでにも告(の)らぬ君が名—に出にけり」〈万・三三七四〉
えき‐ぼく【易卜】
易でうらなうこと。
かめ‐うら【亀卜】
「きぼく(亀卜)」に同じ。
き‐ぼく【亀卜】
亀の甲を焼き、そのひび割れの入り方で吉凶を占う卜占術。中国では竜山文化時代から殷(いん)時代にかけて盛行。日本には奈良時代に伝来し、卜部(うらべ)が担当した。かめうら。
こんろう‐の‐みうら【軒廊の御卜】
天変地異や不吉な事態が発生したときに、紫宸殿(ししんでん)の東軒廊で行われた占い。また、軒廊で大嘗祭(だいじょうさい)の国郡の選定を占うこと。
せん‐ぼく【占卜】
占(うらな)うこと。また、占い。卜占。
ぜい‐ぼく【筮卜】
筮竹を用いてする占い。
ぜに‐うら【銭占/銭卜】
数個の銭を投げたりまぜたりして、その表裏によって吉凶を判断する占い。表を陽、裏を陰とし、陽を吉とする。
ぞう‐ぼく【臓卜】
神にいけにえとして供えた動物を解体し、その内臓の形状によって物事の吉凶を判断し、予言すること。バビロニア・エトルリア・ローマなどで行われた。
ちょう‐ぼく【鳥卜】
⇒鳥占術(ちょうせんじゅつ)