うづき‐ようか【卯月八日】
4月8日。釈迦の誕生日で、寺院では灌仏会(かんぶつえ)を行う。この日に山登りをするとか、農作業を始める目安とする風習もある。
う‐づち【卯槌】
平安時代、正月初の卯の日に中務(なかつかさ)省の糸所(いとどころ)から邪気払いとして朝廷に奉った槌。桃の木を長さ3寸(約9センチ)、幅1寸四方の直方体に切ったもので、縦に穴をあけ、5色の飾り糸を...
う‐どし【卯年】
暦法で、十二支の4番目、卯に当たる年。また、その年に生まれた人。うさぎ年。
う‐なみ【卯波】
卯月(うづき)(陰暦4月)のころ海に立つ波。卯月波。《季 夏》「四五月の—さ浪やほととぎす/許六」
う‐の‐はな【卯の花】
1 ウツギの白い花。また、ウツギの別名。うつぎのはな。《季 夏》「—のこぼるる蕗の広葉かな/蕪村」 2 豆腐のしぼりかす。おから。きらず。 3 「卯の花襲(がさね)」の略。
うのはな‐あえ【卯の花和え】
煎って味をつけたおから(卯の花)で魚・野菜などをあえたもの。きらずあえ。ふぶきあえ。からまぶし。
うのはな‐いか【卯の花烏賊】
小さく切ったイカを薄いたれで煮たもの。
うのはな‐いり【卯の花煎り】
卯の花(おから)に野菜や油揚げなどを入れて煎りつけたもの。きらずいり。
うのはな‐いろ【卯の花色】
卯の花1のような色。わずかに青みがかかった白色。
うのはな‐おどし【卯の花威】
鎧(よろい)の威の色の一。白色であるのを卯の花に見立てての名。白糸威、白の唐綾(からあや)威、白革による洗い革威など。