くきょう‐そく【究竟即】
天台宗で悟りに至る六つの段階をいう六即の第六位。この上ない完全円満な仏の境地。
しまん‐そうそく【四曼相即】
「四曼不離(しまんふり)」に同じ。
そう‐そく【相即】
[名](スル) 1 仏語。事物の働きが自在に助け合い融け合っていること。 2 二つの物事が密接に関わり合っていること。「—する文化と言語」
そく【即】
[名]仏語。二つのものが互いに表裏の関係にあって分離できない状態。 [副]ただちに。すなわち。「言われたら—実行する」 [接]前者と後者とが同じであることを表す語。とりもなおさず。すなわち...
そく【即】
[常用漢字] [音]ソク(呉) [訓]つく すなわち 1 そのものにぴったりくっつく。つく。「即位・即物的/相即・不即不離」 2 すなわち。とりもなおさず。「色即是空」 3 ただちに。すぐさま。...
そく【𡑮/即/則】
⇒乾漆(かんしつ)2
り‐そく【理即】
仏語。六即の第一の位。仏性を備えながらこれを知らず、迷いの世界にあって生死輪廻(しょうじりんね)をしている凡夫の位。
ろく‐そく【六即】
天台宗で、究極の悟りに至る六段階。理即・名字即・観行即・相似即・分真即・究竟即。